任天堂から発売、ミストウォーカー開発のNDS用シミュレーションRPG『ASH -ARCHAIC SEALED HEAT- (アッシュ アルカイック シールド ヒート)』の感想・レビューです。
 | 【ASH -ARCHAIC SEALED HEAT- (アッシュ アルカイック シールド ヒート)】 |
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| 発売元:任天堂 |
| 発売日:07年10月4日 |
| ハード:NDS |
●ASHとは
ASH -ARCHAIC SEALED HEAT-(アルカイック シールド ヒート、略称:ASH)は、ミストウォーカーの坂口博信が手がけるニンテンドーDS専用のシミュレーションRPGソフトで、ミストウォーカーが開発。2005年10月5日に行われた「ニンテンドーDS Conference! 2005'秋」で初めて発表された。任天堂から2007年10月4日に発売された。キャラクターデザインは皆葉英夫氏、音楽は崎元仁氏が担当。(Wikipedia/はてなより引用)
●操作はほぼタッチパネル。しかも操作性は悪い…
シミュレーションRPGということで、キャラクターの移動や戦闘はバトルフィールドで行われる。それらの操作は、NDSの下画面タッチパネルを使用しての、タッチ方式が大部分を占める。ご存じのように、NDSの画面はそれほど大きくなく、小さな的をタッチするのにはあまり向いていない。よってタッチすべき部分は大きく取られ、少しでもタッチしやすいようユーザへの配慮をするのがタッチ方式のゲームで重要な要素と言えるのだが、本作はそれが全くなっていない。移動をするにしても、行動を決定するにしても、タッチの的が狭く小さいので、タッチ(決定)しづらい。少しのタッチで済むような操作方法でもなく、1回のバトルで結構なタッチペン操作を必要とする。十字キー+ボタンが使えたならまだしも、ほぼタッチパネルオンリーの操作で、これはプレイしづらいとしか言いようがない。
●シミュレーションゲームとしてみたら?
古くからあるシミュレーションゲームというジャンル。昨今、飽和期に入ったこのジャンルのゲームはいかに通常の水準プラスアルファの要素を出すことが出来るかに注力されていると感じるが、本作には目を引くようなプラスの要素を特に感じない。操作性が限りなく悪いせいでプレイする気が起きないのがまず問題だが、本ジャンルにて必要不可欠であろうテンポの良さが、あまり無い。悪いとは言い切らないが、確実に良くない。上画面と下画面が無駄に交差したり、そもそものゲームテンポの悪さ、操作性の悪さが相まって、テンポが非常によろしくない。これは致命的なマイナスポイントだろう。
大きな流れで見ても、だらだらと戦闘をこなすだけ。途中途中のアクセントや何か物珍しさがあるわけでもない。だれない要素が、随所に欲しかった。
ジャンルはシミュレーションだが、戦闘はエンカウント方式といっていいのだろうか。APというポイント(ターン毎に回復)を消費して行動する。移動パートで移動(ポイント消費)し、戦うコマンド(AP50以上必要)を敵に対して決定すると、戦闘パートに移行する。ここで状況により、最大3対3のバトルが繰り広げられる。自分と敵との距離が攻撃力に反映され、また、近距離攻撃か遠距離攻撃になる(敵に近い味方は近距離攻撃、遠い味方は遠距離攻撃になったりする)。この方式で、シミュレーションゲームの中にRPGらしさを生み出すことに成功している。このどっち付かずな位置付けは、果たしてユーザの目にどう映るのだろうか。個人的には、純粋などちらかで良かったと感じてしまった。だが、悪くはないと思う。過去のチャプターを繰り返すことでレベル上げやアイテム集めもできるので、初心者には安心か。
ボイスが頻繁に入るが、正直どうでもいい。あってもなくてもどっちでもいい。
新しいシステムがゲーム中で出てきたときには、実際に行動して覚えるチュートリアルが入るので初心者でも安心だ。システム自体もわかりやすいが、細かな所で不満はある。例えば装備品を買うにしても、新しい装備品でステータスが上昇するのかがわからず、誰が装備出来るのかがキャラクターの顔しか表示されないのでわかりにくい。正直、親切な作りではないと感じる。
●グラフィックは、確かに目を見張るものがあるが…
随所にプリレンダムービーが挿入され、戦闘中にキャラクターが滑らかに、ほぼ常に動いている。エフェクトも綺麗だ。確かにNDSと考えたら目を見張るものがあるのだが、これがゲームの面白さに繋がっているのかというと、決してそうは感じない。アニメーションのバリエーションが豊富なわけでもなく、アニメカットが出来るわけでもなく。むしろ、移動パートのグラフィックの平凡さと比べたらギャップが凄すぎるので、力のいれどころをもう少し平坦化したほうがよかったのでは、と思ってしまう。タッチポイントを大きくするとかの方が良かったと思うが。
●その他
・セーブデータは2つ作成可能
・シナリオはチャプター制
・チャプター終了時には戦績が出て、ランク表示
・ランクに応じてボーナスアイテム、MVPにはボーナス経験値が入る
●総評
期待外れ。こう思ったユーザは多いはず。坂口博信と言えばファイナルファンタジーの生みの親。自然と期待の念が入ってしまっていた。しかし蓋を開けてみたら、こんな出来。駄作とは言わないが、確実に良作ではない。期待してると、残念な気持ちが大きく残る。個人的な事を言わせてもらうのなら、わざわざ5800円(定価)を出して本作を買うぐらいなら、もっと良作のシミュレーションRPGをやった方がいい。間違いなく。58点。
●コメントレス
Q:バトルシーンは、プリレンダシーンの再生との事ですがblogなどではバリエーションが少なく単調との評価が多いですがどうでしょうか?
A:まさにその通りかと。
Q:今のところ普通のSRPGって感じでしょうか?システムに不親切な部分があれば記して下さると嬉しいです。
A:至って普通、もしくは普通より若干劣る感じです。システム面については「●シミュレーションゲームとしてみたら?」を参考にして下さい。
●初期のエントリを、一応追記欄に残しておきます。
・操作性悪い(言い切る)
・テンポ悪い
・中途半端なシミュレーションに仕上がっている
・特筆する点もなく、普通
・タッチパネル強制。ボタン操作無し
・なのに、タッチするコマンドのポイントが狭くて、押しづらい。
・ボタンが全体的に小さいような
・キャラクターが隣接してたり表示的に重なっているとタッチオンリーだから選択しづらい
・揺れる電車とかは辛そうな感じ
・タッチパネル強制だから、何かと選択しづらい。慣れるのかな…
・ムービーは、DSにしたら美麗。PSPと比べるともちろん劣る
・バトル時のグラは相当力が入っている。エフェクトやキャラクターが滑らかに動く
・DSと考えると、凄い驚き
・立ち絵も奇麗
・その割には、マス目移動時のグラが平凡すぎて、ギャップが凄い(キャラクターがカクカク移動する)
・ボイスが頻繁に入る
・その他は、今のところ普通のシミュレーションRPGといった印象
・新しいシステムがゲーム中で出てきたときには、実際に行動して覚えるチュートリアルが入るので安心
・APというポイントを消費して行動する
・ターン毎に回復
・自分と敵との距離が攻撃力に反映される
・距離が短い=攻撃力大、距離が遠い=攻撃力小。敵も同じ
・セーブデータは2つ作成可能
・シナリオはチャプター制
・チャプター終了時には戦績が出て、ランク表示
・ランクに応じてボーナスアイテム、MVPにはボーナス経験値
・バトルのテンポ、あまり良くないような・・・