「ICO」、クリアしました。総プレイ時間はContinueを含め7時間程度。
プレイし始めて、まず目に付くのが、「世界の美しさ」。
建物が美しい。景色が美しい。空気すらも美しく見える。
主人公の少年はとある理由で"いけにえ"として古城に連れてこられる。しかし偶然にも、閉じ込められたひつぎから少年は抜け出すことに成功する。
ひつぎから抜け出すも、そこは閉ざされた城の中。少年は古城を脱出することを決意する。
脱出の過程で少年は少女と出会う。
そして二人は古城を脱出しようと試みる…。
ICOは、そんなお話し。
舞台となるのは古き城。非常に丁寧に描かれており、とても美しい。
たまに見る城外の景色。果てしなく続く大空。広く美しい海原。
脱出に疲れた時は、風景を眺めて休憩をしてもいいだろう。それほどまでに、美しい。
かつてここまで美しい景色を描いたゲームがあっただろうか?
少年は、文字通り"少女の手をひいて"閉ざされた城から脱出をする。城内は、薄暗く崩れかけた回廊、光あふれる中庭、跳ね橋等と共に、道を塞ぐ様々な仕掛けが施されている。仕掛けの謎を解きながら道を作り、出口へと突き進む。
抜け落ちた廊下はジャンプをする。少女はジャンプ力が無い為、少年が手を貸す。か弱い少女の為に、少年は率先して少女を導く。
断崖絶壁をも少年は進む。少女に安全な道を通らせるため、険しい道の先にある仕掛けを解くのだ。
片手には武器を、片手には少女の手を。さながら、お姫様を守る勇者の様。
たまに出る、少女を狙うモンスター。少女の為に、少年は命を賭して闘う。
"エスコートをするゲーム"。こんな言葉がよく似合う。
脱出を諦めようとすることは決してない。少女を守る為だから。
"天空の城 ラピュタ"という映画をご存知だろうか?
この映画はヒロインを守りながら主人公が天空の城を駆け巡る。
そう。気分はパズーである。
あのような世界観を思い描いて貰えるとわかりやすいと思う。似すぎな気もするが(苦笑)。
少女を守るために最低限に武器を振るう。少女の為に冒険をする。決して強くは無い主人公が精一杯動き回る。崖からは落ちそうになるそんな主人公が、だ。
疲れたら景色を眺める。ゲームの電源を切るのではなくだ。少し休んだら、手を繋ぎ、また共に歩む。
"ゲームをした"というより、"ひとつの体験"をしたような感じが残る。きっと恐ろしい程に感情移入をしたせいだろう。
最近は、剣を振り回し、銃を乱射するようなゲームばかりしていた。しかし、こんなゲームも悪くは無いと思った。
この文章を読んで、ICOに興味を惹かれた方。
ICOをやったとき、ゲームについての新たな世界が開けるかもしれませんよ。僕みたいに(笑)。
総合評価:80点。