カプコンから4月20日に発売、クローバースタジオ開発のPS2用ネイチャーアドベンチャーゲーム『大神(OKAMI)』の感想・レビューです。
ゲームの説明などは、こちら。
●ロード時間
マップの切り替えなどに、5秒程度かそれ以上のロードが入ることがありますが、それ以外では特にロードが入ることはありません。そのロードも、頻繁に入るものでもないので、気にならないといって差し支えは無い程度だと思います。
最初の画面からゲームを再開する時には、10秒強のロードが入ります。
ロードをしているのかはわかりませんが、プレイ中(移動時などに)、一瞬「カクッ」とする時があったのが、個人的には気になりました。自分のプレイ環境のせいかもしれませんが、一応。
●筆しらべ
本作の一番のポイントでもある「筆しらべ」。敵とのバトルや、謎解きなどに使用します。
左スティックで筆を操作して描くのですが、基本的に「描いたものの判定」はやさしいのですが、たまに判定がシビアなような気がする所もありました。何度か描き直しているうちに成功出来るのですが、「さっきと何が違ったのだろう」と疑問に思うような時があり、判定がシビアなのかと感じました。
筆しらべの能力は全部で13ありますが、各々の能力を切り替える必要はなく、描き方を変えるだけでいいようになっています。能力の幅が広がっていく、といった表現をしたらわかりやすいのでしょうか。
●成長要素
敵を倒したり、人々の願いを叶えたりすると、「幸玉」が手に入ることがあります。
これを一定数溜めると、「体力」「筆しらべの使用回数」などの自分の能力を成長させることが出来るようになります。もちろん成長をさせなくても構いません。
●視点・カメラ関連
右スティックを動かすことで、視点を自由に動かすことが出来ます。基本的にプレイしている分にはあまり使うことが無いぐらいに、ほぼ自動で視点を調整してくれますが、急に逆方向に移動したい時などには使う事が必要になることもあります。右スティックで調整できるカメラはゆっくり目に動くので、普段は3D酔いをする人でも、もしかしたら大丈夫かもしれません。
L1を押すことで主人公に近い視点と遠い視点を切り替えることが出来ます。しかし、遠い視点にしていた場合でも、イベントなどが発生した場合、そのイベントの後には近い視点に戻ってしまいます。ゆえに、遠い視点でプレイしたい場合はもう一度L1を押さなくてはなりません。個人的には、遠い視点のほうがプレイしやすいので、それを好んで使用しているのですが、いちいちイベントの度に視点が戻ってしまうのが非常に気になりました。
●戦闘関連
敵と遭遇すると、バトルに突入します。バトル時にはあまり大きくない円の中で敵と戦うことになります。視点は近めです。手前のほうに移動すると、非常に見にくく感じたので、視点を回転させる必要を感じました。
主人公アマテラスは動物(?)ゆえに、身軽に多彩なアクションを繰り出します。アクションのどれも反応が良く、自分の思うとおりに動かすことが出来ると思います。攻撃のみで敵を倒すことも可能ですが、筆を使っての攻撃や攻撃補助も可能になっています。
戦闘が終わると、その戦闘の戦績が表示されます。
戦績は「時間」「被ダメージ」などが評価され、高評価で戦闘を終えると、ボーナスとしてお金を余分に貰う事が出来ます。
敵を倒し、戦績が表示され、そして再びフィールドでの行動が出来るようになるまでに少しの待ち時間が発生するのですが、何度も戦闘を繰り返すとその待ち時間を個人的に長く感じてしまいました。上記の筆しらべの判定がシビアと感じた以外には、全体的にストレス無く遊べるゲームだと思うので、少し残念な点でもありました。
●総評
非常に丁寧に作られていると感じます。しかし、個人的にいくつかの不満を感じたのも確かです。だとしても高水準なことに変わりはありませんが。
見た目が可愛らしいだけに、中身も可愛らしいものと思われるのかもしれませんが、会話などの文章が現代語ではない古語を使用している部分が多いので、苦手な人には若干理解しづらいものがあるのではと思います。ボイスはあるのですが、日本語ではなくて、この世のものではない言葉(宇宙語とでも言えばいいのだろうか?)で話すので、ボイスは雰囲気作りだけのもの、というふうになっています。
戦闘が、限られた空間内でのものになってしまうのが個人的には残念でした。これは体験版からの仕様だったのですが、中心近くじゃないと見にくい為、戦闘の幅が狭まった気がします。もう少し広めの空間にするか、もしくは視点をもう少し遠めにしてくれると良かったのかもしれません。
筆しらべの判定がシビアな箇所があったのも残念でした。まだ能力を全部獲得していないので何とも言えませんが、現時点ではあまり筆しらべに魅力を感じないので、今後の能力に期待、です。
深いことを考えないで出来る、単純に面白いアクションゲームだと思います。
個人的点数:83点